第六天魔王ノブナガ 2 信長の優しさ、その2



織田信長の父親・織田信秀は織田家代官の1人にすぎず、
決して身分は高くはありませんでした。

しかし、その覇気と戦上手からメキメキと頭角を現し
主家を凌ぐほど勢力を拡大したのです。

そんな父・織田信秀も信長18歳のとき、42歳で死去しました。
現在で18歳と言えば、高校生3年生ぐらいの年頃です。

そんな年で頼る人もなく、乱世の世に1人投げ出されたのです。

それからは、家来の離反、弟の裏切りと試練は続き、
幾度となく窮地に陥ることもありました。

ある時は、敵である斎藤道三に城を守らせると言う
離れ技も駆使して、その都度持ち前の機転と粘り強さで
試練を乗り越えたのです。

そして、1つ1つと敵を攻略していったのです。
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そんな中、信長が尾張統一の直前1人の城主を殺した時の話です。
その城主の武将隊は殆どが信長に降伏しました。

ただ、1武将だけは、頑として降伏を拒否したのです。
それでも、信長は降伏勧告の使者を、その武将に送りました。

しかし、降伏を拒んだ武将は信長の使者に会うと、丁重に挨拶して、

”有り難い申し出ですが、お受けすることは出来ません。何故なら、
私は死んだ城主に多大の恩を受けた身です。私の願いは、これからの
信長殿との戦話しを手土産に旧城主に会うことです。”と

使者からこの話しを聞くと、信長は総攻撃を開始し、その武将を
殺しました。

その後信長は、武将が死んだ跡地に寺を建立したそうです。
私の知る限り、敵の武将のために寺を建て戦国武将を知りません。

この事から分かるように、織田信長と言う人間は、
敵に対して鬼でも蛇でもなれる一方、弱い者や美意識を
共有する者には優しくなれるのです。

結論から言うと、人間はそんなに単純な生き物ではありません。
冷酷非情な面があると思えば、以外に優しい面もある。

その反面、あんな優しい人があんな残忍なことをするなんて、
と事件後によく聞く言葉です。

人間の心には天使と悪魔が共存していると昔から言われています。
要するに、天使と悪魔の心の配分によって、
その人の善悪や性格が決まるのではないかと思うのですが!

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